オレの問いにお兄さんは

「帰る方法を、考えている」

と簡潔に答えてくれた。
その声はなんだか途方に暮れていて、親と離れた子供みたい。

迷子か!!

明らかに年上のお兄さんに対してアレですが、カワイイなぁオイ。
冷静装ってる感じがまた、なんとも・・!(萌えェェェ!)
ポーカーフェイスは上手いけど片足の貧乏揺すりが・・!(爆笑)
目だけ忙しなくキョロキョロしてるし・・!(悶)

「ま、迷子ですか?」

笑い出したいのを懸命に抑えて、真顔で聞いてやった。
軽くどもってしまったのはスルーしてくれ。
オレだって必死だったんだよ、真顔のポーカーフェイス。

「まいご・・」

ぽつり、お兄さんは呆然と繰り返した。
ああ、背後に『ガーン!』なんて効果音が見えるのは気のせいでしょうか。
そりゃその歳で迷子なんて、迷子なんて!(爆笑!)
ああ思いっきり笑いたい!





 「 チェンジで 」 03 





そりゃそうだ。
よく考えてみりゃ、俺のさっきの言葉。

「帰る方法を、考えてる」なんて、迷子発言そのものじゃねえかよォォォ!!

おおおおお!
いっそ笑ってほしい!
その歳で?と笑い飛ばしてくれ頼むから!
哀しいかな、周りにそんな奴らしかいないから、逆に真顔で対応されると・・・困る!
総悟や万事屋じゃねえんだから、勢いで噛みつけられねえし・・!

「え、あ、いや、迷子じゃ・・」

どもるな俺ェェェ!
恥かしさ二乗じゃねえか!
落ち着け!
とにかく落ち着いとけ俺!
ここは戦場だぞ!(パニック)

「・・・・・うん、よし」

とりあえず頭ん中落ち着かせて一人頷く。
総悟がいりゃ

「は?なに一人でやってんですか?遂にキちゃいました?(笑」

なんて言われる失態だが仕方ねえ。
頭が変な奴だと、不審者だと思われても、この場をどうにかしなきゃ先に進めん。
俺は、帰らねえといけねえんだ。