憑いたたたたたたたた!
町をプラプラ。
銀さんとプラプラ。
昨日はパチンコに行った。
私が選んだ台で大勝!
私、パチンコは何故か得意みたい。
一緒になったマダオ(長谷川さん)は悔しそうだった。
「・・お」
プラプラ歩いていて、目の前から見覚えのある黒服。
おおお!
真選組だ!
しかも、
「よお、多串くんっ」
ニコっと銀さんが笑んだ先で、多串くん(土方)は嫌そうに顔を歪めた。
隣りにはS王子(沖田)もいる。
おおお!
万事屋ファミリー、マダオときて、真選組!!
土方だ!
マヨネーズ!
「まよね・・?」
私の感極まった一言に、思わずといった風に銀さんは小さく反応した。
いえいえ、何でもございません。
私なんぞは気にせずに、どうぞどうぞ、土方イジリを!!!
「・・・・・」
銀さんの、なんとも言えない視線はスルーの方向で。
手を伸ばせば触れられるくらいに近くまで来た真選組のお二人は、銀さんが見る先の虚空を不思議そうに見やる。
さすがにさっきの銀さんの小声までは聞こえなかった模様。
私にどうぞどうぞと急かされる形で、銀さんは改めて彼らと向き合った。
「なぁに、見廻り?大変だね〜」
「まあ、それが仕事ですからねぇ」
「お前は随分暇そうじゃねえか」
ニヤリと笑う土方。
ちくしょう色男め、カッコイイぜ・・。
でも私は銀さんラバーなのだ!
お前の中身なんてどうせトッシーのくせに!
・・・あれ、トッシーってもしかして私の仲間じゃね?
「・・・・・」
またなんとも言えない視線がチラリ、銀さんから向けられた。
ちょっと銀さん、そんなにチラチラ余所見しないでよ。
二人が変に思うじゃん。
「・・・で、えーっと、何だっけ?」
「おまっ、話聞いてろよ!!」
「旦那ぁ、今日は一段と気が抜けてますねぇ」
「あは。ごめんごめん」
こうして普通に、笑いを交えながら会話する三人って、なんか貴重な感じ。
普通に、日常に、お互いが入り込んでいるのが当たり前な雰囲気。
自然な感じがすっごくいい。
なんか、なんか・・・・・嬉しいな。
ねえ、銀さん。
銀さんはいつ、土方を旦那さんに貰うの?
「っ!!!!!」
この場で力いっぱいにツッコミたいであろう衝動を押さえ込んだ、銀さんの背中。
その怒りで小刻みに震える背中で、私は盛大に笑った。