第一期  修行!の地




小一時間ほどして、ジンは小船に乗って帰ってきた。
小船には食料と、衣服と、他。
文句の一つも・・とは思っていたけど、新しい服と靴を貰ってしまった。
これじゃあ感謝はすれど文句は言えん。

「さて、行くか!」

物が入ったままの小船を軽々担いで、ジンは山を登り始める。

「俺がキャンプ張ってるとこ行くぞ。川も平地もあるからな、動きやすい」

「はーい」

とりあえず良い子のお返事。
キャンプも修行も、慣れてる貴方にお任せしますよ。
今だって、どこ歩いてんだか皆目分からないし。
ずんずん歩いて行けば、いつの間にか傍らに小川があった。
そのまま川に沿って進む。

「よし、到着だ」

「・・・」

ああ、確かに、川も平地もある。
自然のものである川はともかく、この平地は・・

「自分で作ったの・・?」

「おう!」

学校のグラウンドほどの広さの、平地。
岩を除いて木を引っこ抜いて土を持ってきて、な手作り感丸出し。
よく作ったな、と思う。
なにバカやってんだ、とも。
呆れてものが言えないとは、こういう状況のことをいうのか・・。

「飯食ったらさっそくやるぞ!」

「お、おー・・」

ツッコミは放置させていただきます。