第一期 移動−1
キレイな服を着た。
汗や土に汚れた体もキレイに洗った。
あとは・・・
「船酔いしないか否か、が問題だ・・」
少ない荷物を積んだ小船の前で、腕を組んだ。
正直、乗り物には弱い。
乗る機会のなかった船なんて尚更。
「リバースしたらごめん」
「頑張ってくれ・・」
潔く事前に謝罪したら、ジンは肩を落とした。
頑張れだって?
頑張ったところでオレのゲボは止められるもんじゃねえって(汚い)
「おっしゃ、行くぞー」
「へーい」
オレたちは今から、山から町へと修行の地を移す。
あれから何日経っただろう。
携帯の充電はとっくに切れていて、日付の確認は出来なくなっていた。
むしろ川に一度落としたから、残念ながらきっと壊れてる(合掌)
充電器もないからいいけど・・(画像が・・音声が・・)
こっちに持ってきた唯一の愛が、死んだ(愛=オタクの塊)
「ぅ、・・・ぅ」
思い出したら何だか哀しくなって、込み上げてくる嗚咽ごと口元を抑える。
それに勘違いしたジン。
「なんだ!吐くのか!?」
船の中でヤメロよ、ってか?
愛を失ったオレの繊細な感情を返せコノヤロー。
「テメーにかけてやろうか・・」
「ぎゃあ!それだけはヤメてくれっっ」
そんなこんなで、結局吐きも酔いもせずに陸地へ到着。
オレにとっては初めてのハンター世界の町。
そこはまさに港町といった風情の、活気ある場所だった。