第一期  移動−3




列車は特等席。
ふっかふかの席に座って、半日でヨークシンシティへ。
料金はお一人、四万二千ジェニー。

お一人で、片道で、四万二千。

「高っ!!!!」

「そうか・・?」

一ジェニー=一円ぐらいだったよね、確か。
高くない?
四万二千円って高くない?
特等席だから妥当?
半日も乗るんだからそんなもん?
よく分かんないなーハンター世界の金銭感覚・・。
今まで山篭もりしてた分、余計に分からん(箱入りならぬ、山入り娘)

「ガス臭ぇから嫌いなんだよなー」

夜、ヨークシンに着いてはじめのジンの一言がそれだった。
こっちは原作で色濃いヨークシンに感動してんのに・・!
確かに排気ガス臭いけどな!
空気悪いけどな!(山っ子)
正直、飛行船への乗り換えのために街へ下りたオレの顔は・・・

「うげ・・」

「あー最悪・・」

ジンと全く同じだったであろう。
師弟揃って大都市に嫌悪感丸出し。
どんなだ。
キレイな夜景なんて一瞬感動しただけ。
徐に夜空を仰げば、星が見えねぇええ!!(山っ子)

「ちくしょう山ぁあああ!」

「なんだどうしたあ?!」

もう山が恋しくなった。
ジンがふらふら山にいる理由が分かった。

「山に帰りたいよぅ・・」

助けてトトロー・・。
ジンに慰められながら飛行船へと乗り込んだ。
ちなみにアンゼルまでは飛行船で四日。
ヨークシンシティから一度、フォルカニアという街に寄っての天空旅行。
飛行船代はお一人、

「六百万・・?」

「ああ、六百万」

「六百、万・・・・・バッカじゃねーの?!」

やっぱ金銭感覚オカシイって!!!