第一期  ヘン?




ジンの呆然とした顔。

「それ、は・・ユーキ・・・」

どういう意味だ、ってか?

「罪悪感なんてない。

そりゃ人殺すのなんて初めてだった。
殺した感触も、声も、血もはっきり憶えてる。
でも、この世界にきて体鍛えてる間・・・いつかあるだろうなって、覚悟してた。
いつか人を殺す。
それがちょっと早くなっただけ。
まぁ、あれはやり過ぎちゃったとは思うけど・・・。
でもあいつらのやったこと考えたら、当然じゃん?
オレの身内に手出したんだもん、まだ足りないくらいだよ。
キレイに苦しませてさ・・
拷問でも勉強しようかな

もっともっと、早く強くなりたい」

ジンが喋らないのをいいことに、一方的に話した。
ただ淡々と思っていることを。
自分でもこの思考回路はちょっとオカシイよなーなんて思う。

でもね、ジン、

「これがオレ」

「・・・ユーキ」

なんともいえない妙な顔をして、ジンは静かに溜息を吐き出した。
ちょ、なんだ溜息って。

「・・・やっぱヘン?一応快楽殺人者とまではいってないつもりなんだけど・・」

「ああ、それは分かってる・・」

疲れたように頭を抱え込んでしまったジン。
それをしばらく眺めて、あ、川。
こんな汚いの早く流しちゃおー。