第一期 天空闘技場−2
人混みに殺意を抱きながらひた進む。
並ぶ列の後について・・・後ろの奴、うざい。
ひそひそと「ガキがこんなとこに・・」とか、うっざい!
テメーと当ったら絶対に時間かけて試合してやるかんなこの野郎(公開処刑決定)
つらつらと列は進んで、二十分程してやっとオレの番。
受付はキレイなお姉さん。
「ようこそ天空闘技場へ〜!」
可愛い声と共に紙とペンを差し出されて、あ、あああ!
ハンター文字読めない書けない!
すっかり忘れてたんだぜチクショー!
はっ、と救いを求めるように、自然と上目遣い。
「あ、あの、お姉さん・・」
「はい、何かなボク?」
あら、やっぱり「ボク」扱い。
これはこれで遣り易いんで助かりますが。
「あの、文字、分かんなくて・・・」
最後の方はしゅん・・として。
女の人は大抵、男の子に弱いもんなんです!(オレがそう!)
あらあら、なんてお姉さんは困った声を出して・・
「大丈夫、お姉さんが書いてあげるからね!」
ニコッと、張り切った感満載のお姉さんの声。
やばい、オレ、今・・・心の中でニヤッって笑っちゃった!(自分腹黒!)
名前はとりあえず名字の「ホムラ」だけ。
格闘技とか何とか、他のことは強くみえない程度の嘘っぱち。
「はい!これで終わりよ、頑張ってね〜!」
にっこり笑んだお姉さん。
あなたの為に、頑張ります!(目的変わってる)
確か一回戦目で実力観られるから・・・ちゃんと手を抜かないと!
コツコツ地味に上がって金稼いでやるぜぃ!
放送がオレの番号を呼ぶ。
ゴンは豪快に押し出し、キルアは格好良く手刀。
それならオレは・・・ネテロ戦法で!
片手片足しか使わない、ハンター試験での玉取りのアレ。
地味に適当にポイント稼いで、地味に適当に勝とう!
天下一武道会みたいなリングにひょいと上って。
よろしくお願いしやーっす。