第一期  精孔




ベルの家に着いた。
むしろお屋敷?
洋館?
とにかくデカイ。
メイドでもいそうな雰囲気に軽く緊張。
メイドいなかったけど。
執事もいなかったけど。
荷物を放って、一息吐く間もなく

「強制でいいな」

ベルが手を構えた。

「え?」

「後ろを向け」

「え?」

「精孔を開ける」

「ええ?!」

思わず慌てる。
だけど背中にはもう熱さが伝わっていて、

――ドンッ

体の奥底、溜まっていたものが一気に体中を駆け巡り外へと飛び出した。
熱い。
出てる。
出てく・・!

「何してるんだ?」

「っえ、なに・・?!」

体が重さを感じる。
これってこのままじゃ、

「死ぬぞ」

「分かってるよ!!」

ていうか教えろよ!
何のための師匠だよアンタ!!(うあ無視?!)

「ちっくしょー・・・・纏う纏う流れる血液サラサラ・・」

自己暗示自己暗示!(ヤケクソ)
体に纏わせる、留める。
体中に流れさせる、留める。
血液が流れるように、留める。
サラサラ・・・はイメージ!

「う、ぁ・・あぁ・・・」

なんとか治まった・・。
イメージし易いよう閉じていた目を開いて、自身の体の状況確認。
さ、サイヤ人!
スーパーサイヤ人だ!!
感動した途端、頭上に向かって勢いついてまた出だす。

「ぅああああ!ちょ、サイヤ人んんんん!」

サイヤ人想像したら!
上に向かってしゅわしゅわしてて!
だからってオレまでしゅわしゅわ出てんじゃねーよぉおお!(オタクの呪われし性)

「血液サラサラ血液サラサラ・・!!」

呪文のように唱えて、ようやく沈静。
つ、疲れたあ・・・。