第一期 水見式
グラスに水と、庭の葉を一枚拝借して浮かべる。
これ、これだよこれ!
これこそ水見式!
念系統診断!
「いい?!やるよ?!」
早く早く!マイペースなベルを急かす。
でも空気を読んでくれないベルは待ったをかけて、
「賭けよう。強化系に、キャロットケーキワンホール」
どーんと申した。
「え、いや・・」
キャロットケーキ、は、まぁ・・前に遊びで作ったらえらく気に入られたから、分かる。
神経質なお顔して激甘な菓子が好物らしい。
でもね、一つだけいいかしら?
「強化系なの?オレってベルの中じゃ強化系なの?どうしても強化系?」
ジンといっしょ?
え、ヤダ、ヤメテ(ジンに失礼)
ヒソカの念系統別性格診断じゃ・・・強化系は単純一途!
まさにゴン!!
一途は良くても単純はイヤ!
なんかイヤ!
「NO強化系・・!」
いっそう気合を入れてグラスに手を翳す。
希望は放出系!!
かめはめ破!(某亀師弟)
ギャリック砲!(某野菜人王子)
魔閃光!(某ご飯ちゃんんんん!)
誰もが考えるでしょこの最強技のオンパレード!(オタク)
「放出系カモン・・!」
「絶対強化系だろう・・」
そこ後ろでボソッと呟くな!
手にオーラを、纏。
瞬間グラスが震え、瞬きなんて出来ない間。
噴水のように、マグマが噴火するように、爆発的な勢いで吹き上がった水。
反射的に飛び退いて降りかかってくる水を避ける。
結果、纏をしていた手もグラスから離れて、水の勢いも止んだ。
「・・・」
「・・・」
水の量が増えた、ってことは・・
「強化系」
「そうですねチクショウ!!」