第一期 念系統は?
泣きたかった。
でも泣く暇もなく強制的にキッチンへと引っ張られた。
そんなに食いたいですか。
今すぐですか。
あなたは相変わらず自分だけですね。
明らかに落ち込み沈んでる弟子は放置ですかそうですか。
「鬼め・・!」
カシャカシャ高速で生クリームを泡立てる。
美味い・・!ってもんを作ってやる!
美味い・・!って!(意地)
「うまい」
生クリームたっぷりのキャロットケーキ。
一人でワンホール黙々と平らげて、「うまい」のたった一言。
なんか、悔しい・・・。
「強化系かぁ・・」
ベルの淹れた紅茶を飲みながら、ポツリ。
ゴンやジン。
ウヴォーやノブナガ、フィンクス。
どいつもこいつも力任せ腕力一番な奴ら。
そんな一途さはゴメンだ。
どんな能力にしようか・・考えていたら、対面して座っていたベルもポツリ。
「強化系では、ない」
「ぇ、何?」
「水の増量が凄まじくお前は気付かなかったが・・・葉が消えた」
え、葉?
水浸しになったまま、グラスが置かれたままの机の隅。
「葉?」
そういえば、葉っぱがない。
吹き上がった水に押されて空に舞い上がったところまでは視覚に捉えていた。
その後・・
「葉が消えた」
「消えた・・?」
水が増えて、葉が消えた。
水が増えるのは強化系。
なら、葉が消えるのは・・・
「・・・??」
「特質系だな」
「っと、」
特質系ぃいいいいい?!!!(個人主義のカリスマ性ぃいいい!)