第二期 試してガッテン!
両手を合わせましょう。
――パンッ
その手を離してみましょう。
何も変化はございません。
ならば、その手でそのままモノに触れてみましょう。
その時は頭の中で、何か別のモノをイメージしてください。
――ッバリバリ!
小さな雷が落ちたような音。
光が走る室内。
煙とともに出来上がる、うさぎ。
「ぅわ、まじ「なぜ兎なんだ」・・ごめんなさい」
やる前にチラッとあなたが見えたんです。
そしたらなぜか、なぜか白い小動物のぬいぐるみが。
しっかり小さな眼鏡をかけていて、不思議の国のアリスにでも出てきそう。
「すっげーなあ・・」
感心しきりのジン。
ぬいぐるみを手に持って、まじまじと観察している。
「うお!このちっこい眼鏡、ちゃんと度が入ってるぞ!」
「まじで?!」
オレの細かさどんだけ?!
そんな細かさイラネーよ!
「便利だなぁこりゃ」
「あは、どうも」
便利といえば、便利。
他のアニメの特殊技なのに、なぜ使えてしまうのかは分からないが。
あのアニメ通りに使える。
練成陣なんてイラナイ。
代価なんてイラナイ。
いわば、禁術。
「こっわ!!でも便利!」
「どっちだ」
今までこの技が発動しなかった理由も分かった。
両手を合わせた後、時間を置いてからの使用じゃ錬金術は発動しない。
片手での使用もダメ。
つまり、両手を合わせたら直ぐに、両手を使って!
ということらしい。
オレのイメージが全くそのまま、って感じだ。
「なんでこんな力が・・」
「分かんないけど、多分・・・好きだったから?」
好きだった。
こっちに来るまで、一番好きだった。
それがこのアニメだった(もう見られないかも、しれない)