アキラの目の前に立つ赤髪に金目の男。
彼は自身を
ゴドリック
と名乗った。
アキラはまさかと思いながらも、その横に立つ知的美人さんに目をやる。
彼女は眼鏡の奥にある青い瞳を優しく和らげた。
「私はロウェナよ。ロウェナ・レイブンクロー」
ああ・・・やっぱり?
S h a l l w e d a n c e ? 〜時とダンスを〜 StEP,03
一人絶大な衝撃を受けているアキラの心中など知らない面々。
背後からは続けて
「私はヘルガよ、よろしくねアキラwエルと呼んでっ」
むぎゅうっと、背中に柔かい丸みが押し当てられる。
この巨乳天使はハッフルパフか・・・・いいな、ハッフルパフ!(何が)
アキラの中で存在感の薄かったハッフルパフへの印象が100上がった!
「それで、貴方はどうやってここへ?」
「森に落ちてたんだぜ?お前」
「倒れてたと言いなさいこの馬鹿」
厳しいツッコミがロウェナからゴドリックへ。
それに笑って謝罪する彼を見て、アキラは思った。
ば、馬鹿っぽー・・・(誰がとは言わないで)。
アキラの中で勇猛果敢=カッコイイだったグリフィンドールへの印象が20下がった!
続いて先の「薬草窃盗事件」の件も思い出しグリフィンドールへの印象が20下がった!
更に続いて半裸に裸足状態で歩き回っている様を見てグリフィンドールへの印象が30下がった!
グリフィンドール株価が大暴落!
世界恐慌です!!
アキラの頭の中ではいつぞやの米市場の混乱と騒乱の状況がほぼ完全な状態で踊っていた。
実の所、これ以上の暴落を自分の為獅子の為に阻止するためにも切実に帰りたい。
千年くらい先の未来へ!(むしろセブルスの所へ!)
「あの、オレが落ちてた・・倒れてた場所、教えて貰えますか?」
事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ!(だから現場を教えてくれ!)
某大ヒット映画の台詞を思い浮かべて、何でもいい何でもいいから、と。
自分がこんな状態になった原因を知りたくてしょうがなかった(解ったら即に滅してやる)。
明日から魔法使いの卵(略してまほたま)になるはずだった不思議少女アキラ。
普通だった彼女は普通じゃない世界に飛ばされ、落ち着いてきた矢先にまたもや普通じゃない場へ飛んだ。
そんなオカシナ少女の言い分。
せめてサラザールはイメージ通りであってくれー・・!!
