隕石が落ちてくるわけでもなく、
ましてや富士山噴火すら考えられないほどの平穏な日常。
今日も明日も明後日も、
変わらない毎日を送られると無意識に思っていた。
それが例え一般人のいう“平和”とはかけ離れていても。
満ちていく月があと一欠片を残した夜。
いつも通りに魔法使いからの夢を送ったブラウン管は、
夢の興奮冷めやらぬ間に一つの訃報を伝えた。
夢の飼い主
夢が壊れた
夢を拾った
夢を救った
夢が目覚めた
夢が笑った
夢を壊された
夢が殺された
夢を抱いた
夢が消えた