――
ちょいエロなリボツナで10の御題――


     
ヒットマン ターゲット
 U 殺し屋と標的な仲





身体がダルイ。
何だか気持ち悪い。

あの最中はあんなに気持ちが良かったのに、終わった途端にコレって何。
訳分かんない。


「どうした」


ベッドにうつ伏せで寝ていたら、頭をポンと叩かれた。
俺と違って大きな手。
男らしい、でも綺麗な手。
実は、黒光りする愛銃を持っている手が一番好き。
ただそれは一生の秘密だけど。

「何不細工な面してやがる」

わさわさと乱暴に頭を撫でられた。

「不細工なのは元々だって!」

痛む身体を庇いつつも必死の抵抗。
体格差があり過ぎて意味ないけど。

あんまり俺が暴れるから苛立ったのか、急にガバリと後ろから抱き締められた。

「ぐえっ」

「・・・・色気のねぇ声だすな」

失礼な。
俺は男なんだから色気なんて必要ないんだよ!

「ツナ・・・」

耳元でぼそり。

「ぅっ・・・」

そっちが色気のある声だしてどうすんだよ!?
耳舐めるなイヤらしく触るな名前を呼ぶなもう無理だって!!

「さっきヤったじゃん!」

これ以上は仕事に支障が出る!
これから同盟国との会議やら最中に溜まったであろう書類のチェックがあるのにっっ。

「フッ。俺の上も下も離さずに『気持ちいい死んじゃうっ』、なんて。
 その“さっき”にエロい顔して言ってたのはどこの誰だ?なぁ、綱吉・・・」

「ぐっ・・・!」

こ い つ ! !

「・・・つーか、リボーンにだってまだ仕事あるだろ?!」

確かこいつにはヤバイ殺しの依頼が入っていたはず!
たくさん!(俺が入れたヤツ!)

「んなもんとっくに終わった」

「え?・・・・・ええ?!」

コイツの仕事を探しまくった俺の努力は?!

「てめぇの小せえ頭で考えることはお見通しなんだよ」

「うぅ・・・」

女に格好良いと騒がれる、シニカルな笑みが憎い。

「お前は黙って俺に食われてろ。

                ――― ダメツナ」

ああ、その愛称。
いつになったらその愛称から抜けられるのか・・・。

あれから俺たちは、もう十五年も老いたというのに。