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ちょいエロなリボツナで10の御題――


 Y アルコバレーノ





呪われた子供――アルコバレーノ。

例えありえないほどの力を持っているとしても彼らは、立派なマフィア界の犠牲者だ。


アルコバレーノの一人、「黄」のおしゃぶりを持つリボーンは、そりゃ凄い子供だった。
0歳で既に二足歩行してるわ、口はそこらの大人よりも達者だわ、力もスピードもまるっきり人外だわ。
可愛い赤ん坊の見た目を見事に裏切ってくれた。
それはもちろんリボーンだけに言えたことではなく、コロネロやスカルだってそう。
母親に抱かれ父親にあやされているのが当たり前なはずの彼らは、一人きりで立っていた。

マフィアの人間ならば誰でも彼らを恐れ、畏怖や恐怖の目を向けるのが当たり前。
でも俺は違った。

だってこいつら子供だもん。

普通とは違い異端であろうと、十三も年が離れていれば十分子供。
リボーンもコロネロもスカルも、彼らがまだ0歳1歳のときに出会った。
俺もまだ中学生の子供で、でも彼らよりはずっと長い時を生きていて、少なくとも彼らの前でだけは子供でいてはいけなかった。
大人として、精一杯彼らを愛して甘えさせてやる。
そんな存在に俺はなりたかったんだと思う。
今そうなれているのかは甚だ疑問だが。

それでも俺は、こうして彼らが――リボーンが、安心して帰って来れる家を作りたかった。


リボーン・・・君は今、精一杯甘えられてるのかな?


同じベッドで寄り添うように眠る、まだ十を数えたばかりの子供に、ツナはそっと笑いかけた。

もっと甘えて。
もっと我儘言って。
そしてもっともっと、愛されてよ。

「ツナ」

「あ、起こしちゃった?」

ごめんねと、優しく頬に落ちる黒髪を梳く。
その手は寝起きのくせに俊敏なリボーンの手に捕まった。

「リボ「分かってる」

リボーンの黒い瞳はじっと強くツナの瞳を見た。

「てめぇが何考えてるかなんて全部分かってる。だから」

勝手にさせろ。

ぐっと強く身体ごと引き寄せられて抱き締められて、身体の温かさにツナは泣きそうになった。
小さな子供みたいにギュッギュと抱き締め合う。
そのまま布団に潜り込み、光を遮断された暗闇の中、二人は大人のキスをした。


十分甘えてる。
十分我儘言ってる。
十分過ぎるほどに、愛されてる。