【拍手お礼。だったもの】
テーマ:だって女の子なんだもん
町中でばったり。
買い物帰りの万事屋三人。
巡回中の土方と沖田。
睨み合い。
「道、譲ってもらえません?お巡りさん」
「ニートに譲れるような道はねぇ」
「何許可なく見てるカ。セクハラで訴えるヨ」
「ちょっ、いきなり喧嘩腰でどうすんの二人とも!」
いつもの一触即発な気配に新八は慌てて二人の手を掴み抑える。
が、その行為を無にする悪魔が一人。
「なんだ、よく分かったじゃねぇかチャイナ。
今日はどんな下着が視姦してたとこだぜィ」
「し、かん?」
言葉の意味が分からなくて、知らなくて首を傾げたのは張本人の神楽だけ。
「「イヤァァァ!!」」
「総悟ォォォ?!!」
銀時と新八は神楽を隠すように背に庇う。
土方は部下のあまりな発言にギョッとして襟首掴み少女から引き離した。
「ちょ、まじ、訴えるよおたくら!?」
「いや待て!誤解だっ!」
「誤解も何も現行犯だから!うちの娘汚さないでくれる?!」
「最低だよあんたら!今までになく最低だよ!」
罵倒しながら神楽を庇うように抱えてじりじりと確実に後退していく。
銀時の腕に大事に抱えられた神楽はキョトン。
青褪めた土方に襟首掴まれたままの沖田は他人事のように一人頷く。
「分かった。
今日はピンクだろィ」
「は?何がネ?」
「「「まだ見てたぁぁぁ!!!」」」
その場から万事屋三人は脱兎。
土方は部下の襟首掴んだままに呆然。
町人からは冷たい視線と囁く声。
「土方さん、あんたァ・・」
「オイ。何でそこで俺を見る。オイ」
これでまた真選組の評判が落ちた。
屯所に帰って説教だコノヤロー!
怒り勇み一歩踏み出す。
その前方から、万事屋たちが去って行った方から、少女が一人。
「鬼は外ォォォ!!」
夜兎の力で全力投球される小さな複数の粒。
銃弾並みの威力。
マシンガンと変わらない殺傷力。
怒りに燃えた少女の背後にニンマリ顔の銀髪と呆れ顔の眼鏡。
教えやがったなこの薄情者!
節分は一ヶ月前だ!
なんてツッコムことすら出来ずに必死で逃げた。
加害者である部下を引き摺って。
少女の武器、ひなあられ。
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