騒々しい隣人、10の悪行
大学を卒業し、上の位の会社に就職。
念願だった一人暮らしも始まって、一週間。
「うるせぇ・・」
チラリ仰いだ時計は深夜2時。
なんだ、何やってんだ、まじ勘弁してくれ・・・。
隣の部屋から薄い壁を通して聞こえてくる騒音。
ゴーやらヴォーやらウィーンやら。
音がどう聞こえるかなんてどうでもいい。
なんでこんな時間に掃除機なんぞをかけているんだ・・!
遠くなったり近くなったりの機械音。
「くっそ・・」
勘弁してくれ・・俺は明日の朝早いんだぞ?!
心中で盛大に悪態吐き、頭の先まで思いっきり布団を被った。
このアパートに入居してまだ一週間の身で、隣に怒鳴り込むなんて真似出来やしない。
布団の中でも僅かに耳に届く騒音が、早いこと止まるのを祈るばかりだ。
01.悪夢、真夜中の掃除機